ヨロズです

ミネラルって何?|ミネラル欠乏症にならないために

健康

ミネラルって何から摂ればいいの?

「ミネラル」は「5大栄養素」の中のひとつですが、「5大栄養素」の中には「ミネラル」と表現されたり「無機質」と表現されたりしています。そのことからも「無機質」=「ミネラル」なんだなぁとは、おぼろげにはわかるのですが、なぜ「ミネラル」=「無機質」なのか調べてみました。

そもそもミネラルって何?

「ミネラル」は「3大栄養素」の「タンパク質」「炭水化物」「脂質」と違い、カロリーはありません。その点は「ビタミン」と同じです。「ミネラル」と「ビタミン」の違いは、主に「ビタミン」は「栄養」の補助的な役割を担いスムーズに「栄養」が行われるのを助ける「潤滑油」の様な働きが主ですが「ミネラル」は体の構成成分になったり体内のバランスを整るといった働きもあります。他の栄養素が生物由来なのに対し「ミネラル」は鉱物由来なので「無機質」と表現されたりもします。

鉱物由来でカロリーのないものを「無機質」と呼びます。「ミネラル」は鉱物由来でありカロリーもないので「無機質」と表現されることがあります。

ミネラルの種類

「ミネラル」は100種類以上の種類があります。その中で人体に必要な「ミネラル」は、16種類だと言われています。これらは全て体内で合成、産生できないので、食品から摂取する必要があります。一口に「ミネラル」と言っても「主要ミネラル」と「微量ミネラル」と大きく2種類に分かれています。「ミネラル」の種類、役割(主な働き)、多く含む食品を表にしましたので参考にしてください。

主要ミネラル7種類

ミネラルの種類 主な働き 多く含む食品
ナトリウム(Na) 細胞内の浸透圧のバランスを維持
筋肉を弛緩させる
体液を弱アルカリ性に保つ
塩・味噌・醤油・ソース・コンソメの素など
カリウム(K) 細胞内の浸透圧のバランスを維持
神経や筋肉の機能を正常に保つ
昆布・枝豆・サツマイモ・アボカド・トマトジュース・バナナ・キウイフルーツなど
カルシウム(Ca) 骨や歯を作る
筋肉や心臓の働きを正常に保つ
牛乳・乳製品・煮干し・干しエビ・木綿豆腐・小松菜など
マグネシウム(Mg) 歯や骨の形成に役立つ
体内のミネラルバランスを調整する
体内の酵素の働きを助ける
全粒粉パン・玄米・大豆製品
リン(P) 骨や歯を形成
糖質の代謝サポート
肉類・魚介類・乳製品・レトルト食品・インスタント食品・スナック菓子・炭酸飲料
硫黄(S) 皮膚や髪や爪を作る
解毒作用・酵素の活性化
豚肉・牛肉・鶏肉・卵・牛乳・魚肉など
塩素(Ci) 消化の促進
有益細菌の働きを助ける
食塩・醤油・味噌など

微量ミネラル9種類

ミネラルの種類 主な働き 多く含む食品
鉄(Fe) 脳や体に酸素を運び、発達を促進する 鶏レバー・豚レバー・アサリなど
亜鉛(Zn) タンパク質の合成や細胞の細胞の新陳代謝に関わる酵素の必須成分
味覚を正常に保つ
下記・牛肉・豚レバー・小麦麦芽など
銅(Cu) ヘモグロビンの合成を助ける成分
鉄の吸収を助ける
活性酸素の低減
牡蠣・牛レバー・ナッツ類・納豆・シャコなど
ヨウ素( I ) 甲状腺ホルモンの原料
発育促進・基礎代謝促進
昆布・ワカメ・イワシ・さば・のり・カツオなど
マンガン(Mn) 糖・脂質代謝を助ける・骨生成促進
記憶力向上・感情高揚の抑制
玄米・抹茶・ナッツ・大豆・ひじき・納豆など
クロム(Cr) 糖の代謝をよくする
糖尿病・動脈硬化の予防
全粒穀物・海藻類・野菜・魚介類・肉類など
コバルト(Co) ビタミンB12の構成成分
赤血球・血色素
貝類・牛レバー・海苔など
モリブデン(Mb) プリン体の代謝に関与
肝臓や腎臓の酵素を助ける
全粒穀物・豆腐・納豆・乳製品など
セレン(Se) 抗がん作用・抗酸化作用
活性酸素や過酸化物質を分解。
ワカサギ・イワシ・カレイ・ホタテ・玄米など

バランス良く摂取する方法

「ミネラル」については「過剰摂取」の心配がほぼないのですが、「摂取していても欠乏する事がある」というちょっと特殊な事が起こる場合があります。なぜそんなことが起こるのかというとミネラル同士で相性の悪いものがあります。例えば「ナトリウム」と「カリウム」や「カルシウム」と「マグネシウム」や「亜鉛」と「銅」などは、お互いに反発しあう性質をもっており、どちらか一方を沢山摂取してしまうと少ない方はより少なくなってしまうという性質があります。「ビタミン」の時も申し上げましたが、やはり何事も「バランスが大事ですね。」バランよく摂取するには、サプリメントは便利だと思います。


最近では錠剤ではなく、飲料になっているものもあり摂取しやすくなっています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました