自分に必要なビタミンをご存じですか?
これまで、ご紹介してきた「5大栄養素」の中の「三大栄養素」「炭水化物」「タンパク質」「脂質」は、食品から摂取する事により、「栄養」する際に必要な「栄養素」を体内で「合成」または「産生」する事により「栄養」していましたが、これからご紹介する「ビタミン」は、「三大栄養素」以外の有機化合物の総称で「栄養」を行う際に非常に重要な働きをしています。「三大栄養素」が「栄養」する際、スムーズに「栄養」を行えるように助ける「潤滑油」の様な働きをしています。「ビタミン」は体内で「合成」も「産生」も出来ないので外部から接種する必要があります。
この記事ではどんなビタミンをどのように接種したらいいのかをご紹介していきます。
ビタミンの種類
ビタミンには大きく分けて2種類の物が存在します。
「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」です。それぞれ特徴が異なります。
「水溶性ビタミン」
「水溶性ビタミン」は、水に溶けやすく汗や尿と一緒に、体外に排泄され易い為、体内へ蓄積されにくいという特徴があります。
この特徴から、1日に1回取っていればいいというものではなく、1日の中で小まめな接種が必要といえます。
「脂溶性ビタミン」
「脂溶性ビタミン」は油に溶けやすく体外に排出されにくい為、体内に蓄積されやすいという特徴があります。
この特徴から、油分と一緒に適量を接種する必要があると言えます。
水溶性ビタミン一覧表
こちらの表を参考に作成しました←(外部リンクです。)
ビタミンの種類・名称 | 主な働き | 推奨量※1目安量※2(耐容上限量)※3 | 摂取できる食品・目安量※4 | 積極的に接種した方がいい人 | 成人1日 最大薬用量※5 |
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ビタミンB1 |
● 糖質からエネルギーをつくり出すのを助ける ● 神経の機能維持に役立つ |
1.4mg | 豚肉140g
大豆1と1/5カップ |
● 疲れやすい人 ● 眼精疲労になりやすい人 ● 肩こりや腰痛の人 ● 激しい運動をする人 |
チアミン塩酸塩の場合 30mg |
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ビタミンB2 (リボフラミン) |
● 脂質の代謝に役立つ ● 過酸化脂質の分解に 役立つ ● 皮膚・爪・毛の発育に 役立つ |
1.6mg | 鶏卵 (中約7個) 牛レバー (約55g) |
● 口内炎になりやすい人 ● 肌あれが気になる人 ● 発育ざかりのお子様 |
リボフラミンの場合30mg | |
ナイアシン ニコチン酸 ニコチンアミド |
● 皮膚の機能を保持する ● 糖質・脂質・たん白質の代謝に役立つ |
15mgNE※10 (85mg)※11 (350ng)※12 |
マグロ(赤身) (80g・刺し身6切れ) たらこ(1/3腹) |
● お酒をよく飲む人 ● 肌あれが気になる人 ● 激しい運動をする人 |
60mg | |
ビタミンB6 (ピリドキシン) |
●タンパク質の代謝に役立つ ●神経の機能維持に役立つ | 1.4mg (60mg) |
さんま(約2.5尾) バナナ(約3本) |
● 肌あれが気になる人 ● 口内炎になりやすい人 ● 妊婦 ● 発育ざかりのお子様 |
ピリドキシン塩酸塩の場合100mg | |
ビタミンB12 (コバラミン) |
●造血機能に役立つ ●神経の機能維持に役立つ |
2.4㎍ | 豚レバー アサリ |
●貧血気味な人 ●野菜だけの食事に偏りがちな人 |
1500㎍ | |
葉酸 プテロイル グルタミン酸 |
●タンパク質を作るのに役立つ ●正常な赤血球の生成に役立つ |
240㎍ 妊婦さんは480㎍ (1000㎍) |
牛レバー(約25g) ほうれん草(約2/3束) |
●野菜嫌いな人 ●貧血気味な人 ●妊婦さん・授乳婦さん |
20mg (医療用) |
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パントテン酸 | ●脂質・糖質タンパク質の代謝に役立つ | 5mg目安量 | 納豆(約3パック)豚レバー(約70g) | ●妊婦さん・授乳婦さん | 30mg | |
ビオチン | ●脂質・糖質タンパク質の代謝に役立つ ●皮膚の機能を保持する |
50㎍目安量 | カレイ2ひき 大豆1と1/4カップ |
●肌荒れが気になる人 ●生の卵白を毎日食べる人 |
0.5mg | |
ビタミンC アスコルピン酸 |
●メラニン色素の生成を抑える ●コラーゲンの生成に役立つ ●エネルギー産生に関わるカルニチンの 生成に役立つ |
100mg | ジャガイモ中約2個 レモン約1個 |
●シミそばかすが気になる人 ●煙草をよく吸う人 ●歯ぐきから血の出やすい人 ●激しい運動をする人 |
2000mg | |
*1 推奨量 ほとんどの人が必要量を満たすと考えられる1 日当たりの量 *3 耐容上限量 ほとんどの人が日常的に摂取しても過剰症を起こさない1 日当たりの最大量 *2 目安量 ほとんどの人に不足状態がみられない1 日当たりの量(推奨量を算定するのに十分な科学的根拠が得られない場合に算定される) (*1*2*3 は『日本人の食事摂取基準(2015 年版)』より、30~49 歳男性の数値を引用) *4 『日本食品標準成分表2010』を基に算出(協力:女子栄養大学出版部) *5 『ビタミン主薬製剤製造(輸入)承認基準』より *6 RAE:レチノール活性当量 *8 妊娠3 ヵ月以内または妊娠を希望する女性は 、医師または薬剤師にご相談ください(妊娠前3 ヵ月から妊娠3 ヵ月までの間にビタミンA を1 日1 万単位以上 摂取した妊婦から生まれた児に先天異常の割合が上昇したとの報告があるためです)。 *7 IU:国際単位 *9 α-トコフェロールについて算定 *10 NE:ナイアシン当量 *11 ニコチン酸の量 *12 ニコチンアミドの量( 監修:滋賀県立大学人間文化学部生活栄養学科 教授 柴田克己) |
脂溶性ビタミン一覧表
名称 | 主な働き | 推奨量※1・目安量※2 (耐容上限量)※3 |
摂取できる食品・目安量※4 | 積極的に接種した方がいい人 | 成人1日 最大薬用量※5 |
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ビタミンA (レチノール) |
●皮膚・粘膜を正常に保つ ●暗順応や視力を保つ |
900㎍RAE※6 3000IU※7 (2700㎍RAE 9000IU) |
ウナギのかば焼き (1/2尾) ニンジン (約3/4本) |
●薄暗い所で物が見えにくい人 ●肌が乾燥してカサカサする人 妊婦さん・授乳婦さん |
4000IU | |
ビタミンD (カルシフェール) |
●カルシウムとリンの吸収を促進する ●骨・歯の形成に役立つ |
5.5㎍ 目安量220IU(100μg 4000IU) |
干しシイタケ (大4.5枚) ちりめんじゃこ (大さじ約2杯) |
●妊婦さん・授乳婦さん ●老年期の人 ●骨や歯の弱い人 |
400IU | |
ビタミンE (トコフェロール) |
●過酸化脂質の生成を抑える ●手足の血流の流れを活発にする ●ホルモンの分泌を円滑にする |
6.5㎍目安量※9 900mg※9 |
ベニバナ油 (大さじ2杯) アーモンド (15粒) |
●冷え性の人肩の凝る人 ●生理不順の人 ●老年期の人 |
300mg | |
ビタミンK (フィロキノン) (メナキノン) |
●血液の凝固性を保持する ●骨・歯の形成に役立つ |
150㎍目安量 | 納豆 (1/2パック) ほうれん草 (約1/3束) |
●内出血しやすい人 ●抗生物質を飲んでる人 |
フィノキロンとして50mg (医療用) |
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*1 推奨量 ほとんどの人が必要量を満たすと考えられる1 日当たりの量 *3 耐容上限量 ほとんどの人が日常的に摂取しても過剰症を起こさない1 日当たりの最大量 *2 目安量 ほとんどの人に不足状態がみられない1 日当たりの量(推奨量を算定するのに十分な科学的根拠が得られない場合に算定される) (*1*2*3 は『日本人の食事摂取基準(2015 年版)』より、30~49 歳男性の数値を引用) *4 『日本食品標準成分表2010』を基に算出(協力:女子栄養大学出版部) *5 『ビタミン主薬製剤製造(輸入)承認基準』より *6 RAE:レチノール活性当量 *8 妊娠3 ヵ月以内または妊娠を希望する女性は 、医師または薬剤師にご相談ください(妊娠前3 ヵ月から妊娠3 ヵ月までの間にビタミンA を1 日1 万単位以上 摂取した妊婦から生まれた児に先天異常の割合が上昇したとの報告があるためです)。 *7 IU:国際単位 *9 α-トコフェロールについて算定 *10 NE:ナイアシン当量 *11 ニコチン酸の量 *12 ニコチンアミドの量 (監修:滋賀県立大学人間文化学部生活栄養学科 教授 柴田克己) |
まとめ
上の表からもわかる様に、必要な「ビタミン」を食品からまんべんなく一日の必要量を「摂取」する事はかなりの努力が必要です又「水溶性ビタミン」は体内に蓄積する事が出来ない為、1日の食事の中で定期的に接種する必要があります。そうなると食品からのみの「摂取」は、ほぼ深野に近いのではないかと思います。ビタミンについては、手軽にとれる「サプリメント」が豊富にあります。
「食品からのみ」「サプリメントからのみ」とかたよらずに「食品」から摂り易い「ビタミン」は「食品」から「食品」から摂りにくい「ビタミン」は「サプリメント」で補う感じでいいと思います。
結局は「バランス」ですよね。
皆さんも一度は名前くらいは聞いたことあるのではないでしょうか「ネイチャーメイド」マルチビタミンの代名詞ですね。
原産国はアメリカです。海外製なので「一錠が多きい」や「嫌な臭いではないけど匂いが気になる」などのレビューが見られまが
「だがそれがいい」というリピーターさんも多い様です。
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